最近「皆様石鹸」というレトロなパッケージの固形石けんを銭湯の店頭で見掛けることが多くなりました。
パッケージには、その銭湯を紹介する「旅ふろカード」というオリジナルカードが付いていて、お風呂屋さん巡りを楽しむ銭湯ファンの間では、ちょっとした話題になっています。
皆様石鹸を作っているのは、奈良県御所市に本社を置く株式会社フェニックスという石けんメーカーさん。早速、皆様石鹸について取材を申し込むと、「御所宝湯(ごせたからゆ)でお会いしましょう」とのお返事が。
2022年10月に“泊・食・湯“の分散型ホテル「GOSE SENTO HOTEL」の核施設として14年ぶりに復活を遂げた、御所宝湯を取材場所に指定されたのでした。
フェニックスさんにとって、御所宝湯はどういう場所なのか。そして御所宝湯の復活が御所の町にどういう影響を与えたのか?
そんな疑問をフェニックス代表取締役社長の中野裕太さん、御所宝湯店長の太田有哉さんにぶつけてみると、銭湯が町にとって欠かせないものであったこと、そして偶然、御所という小さな町に居合わせたフェニックスさんと宝湯さんのいい関係が見えてきました。
(プロフィール)
中野裕太(なかのゆうた/写真左)
1982年大阪市生まれ。株式会社フェニックス代表取締役社長。理学療法士の肩書きも持つ。手に持っている赤い桶は高丸温泉さんから譲っていただいたもの。今回の取材後にも「そのつもりでした」と一緒にお風呂に入ってくださいました。
太田有哉(おおたゆうや/写真右)
1995年奈良県宇陀市生まれ。御所宝湯店長。周りからはオーちゃんの愛称で慕われている。接客が大好きだが、最近は信頼できるスタッフが増えて裏方に回ることが多い。これも御所宝湯を100年後に残すためと自分を納得させる日々を送る。
フェニックスにとって御所宝湯は自分たちを表現する場所
奈良県の中西部に位置し、大阪から電車で約1時間の距離にある御所市。御所宝湯は、江戸時代に形成された古い町並みが残る「御所まち」エリアで1916年(大正5年)に創業した歴史ある銭湯です。
2008(平成21)年に一度廃業しましたが、分散型ホテル「GOSE SENTO HOTEL」の入浴施設として2022年10月に14年ぶりに復活。新設されたサウナやレトロな雰囲気が評判を呼び、現在では遠方からも入浴客がやってくる、ちょっと知られた銭湯になりました。
さっそく、御所宝湯のロゴとともに皆様石鹸の名前も入った暖簾をくぐってみましょう。
今日は取材にお時間を取ってくださってありがとうございます。中野さんは御所宝湯で取材を受けることも多いのですか?
中野さん:そうですね。取材を受けることもありますし、取引先の方と商談したあとにこちらにお連れして、一緒にお風呂に入ることも多いです。
ステキな使い方をされていますね。御所宝湯にフェニックスさんが関わるようになったきっかけを教えてもらえますか?
中野さん:元をたどれば、日本酒「風の森」で知られる油長酒造さんに、何気なく「昔、御所にも銭湯があったらしいですね」と話をしたのがきっかけでした。油長酒造さんとは、普段から御所の仲間として親しくさせてもらっているんです。
その時に、油長酒造さんが「そういえば御所まちにあった宝湯の復活を目玉に据える分散型ホテルのプロジェクトが立ち上がりかけていて、地元企業の協力を募っているところですよ」と教えてくださったんです。
中野さん:フェニックスという会社は、主に温浴施設や宿泊施設向けのアメニティを作っている石けんメーカーですが、以前から、自分たちの作った商品をこちらの意図を伝えながら実際に使って貰えるような表現の場が欲しいと考えていたんです。
ことばが適切か分かりませんが、ショールームのようなイメージですか?
中野さん:まさにそうですね。御所宝湯は会社から歩いて10分ほどの距離ですし、うちの色々な商品を使ってもらいながら実際に入浴してもらうこともできる。もうこれはどんな形にせよ関わらせてもらうしかないと思いました。
プロジェクトを主導されていた株式会社NOTE奈良(現・株式会社narrative)さんが、地元の協力企業を探しておられたところに、うちの商品や希望がピタッと合致したんです。
そして、2021年8月にNOTE奈良さん、油長酒造さん、フェニックスの3社でGOSE SENTO HOTELを運営する「株式会社御所まちづくり」を立ち上げ、本格的に関わらせてもらうことになりました。
箱としての御所宝湯が出来ても、銭湯の運営を任せられる人材を見つけてくるのは難しかったのでは?
中野さん:そこはNOTE奈良さんも懸念されていたところです。そこに奇跡のように現れたのが、オーちゃん(太田さん)だったんです。
最初にオーちゃんの存在を聞いたときは、「そんな人がいるの!ほんまかいな」と思いましたね(笑)。
太田さんはどういう経緯で御所宝湯の店長に就任されたのですか?
太田さん:僕は小さい頃から家族でよく銭湯に行っていたこともあり、銭湯大好き人間だったんです。いつか銭湯を経営したいという夢をずっと持っていました。
大学卒業後、銀行に就職したのですが、銭湯に対する気持ちは変わらず、地元の奈良県の銭湯に手伝わせて欲しいと何軒もお願いに回ったりしていました。でも、どこも首を縦に振ってはもらえなくて。
それでも銭湯への思いは冷めず、会社を退職し、テントサウナを自前で揃えてイベントを行う個人事業を始めたんです。その中で知り合いから、GOSE SENTO HOTELのプロジェクトのことを教えてもらい、これだ!と思い応募し、銭湯の責任者として採用されました。
採用されても実務経験がないと運営は難しいですよね。どうやってスキルを身につけられたのですか?
太田さん:以前から通っていた伊賀上野の「一乃湯」さんと、2018年にリニューアルされた徳島市の「昭和湯」さんに修行させてもらえないかと相談しました。どちらもうちで受け入れるのは難しいけど、修行するならあそこがいいと言われたのが大津市の「膳所都湯」(※1)さんだったんです。
膳所都湯はそれ以前に一度訪ねた時、お客さんと店の距離感やセンスの良さに「ここはスゴい!」と感じて、修行先にも考えていた銭湯でした。「これはもうアタックするしかない」と膳所都湯店主の原さんに、御所にある銭湯の復活に関わっている事情を話したんです。すると「特別に」ということで受け入れてもらえて、約3週間住み込みで銭湯の仕事を一から教えてもらいました。
※1……膳所都湯は、京都のサウナの梅湯2号店として2018年に休業から復活。その後、サウナの梅湯グループから独立し、現在に至る
予想外の快進撃!御所宝湯の復活が町にもたらしたこと
実際に御所宝湯がオープンしてからは、いかがでしたか?
太田さん:オープン前はGOSE SENTO HOTELとして、宿泊と飲食店で銭湯の赤字をカバーできればいいと会社は考えていたんです。銭湯で採算がとれるとは誰も考えていませんでした。
それが蓋を開けてみると想定の倍以上のお客さんが来て下さって、単独でも採算がとれる状態でスタートできました。オープンから2年近く経った今も、毎月お客さんが増え続けています。
中野さん:地元の人ほど、今の御所宝湯の状況が信じられないのではないかと思います。事前にいろんな人から、「人口2万人ちょっとの御所市の商圏じゃ銭湯は無理」って言われていましたから。
結果が良かったとはいえ、太田さん自身は不安だったのでは?
太田さん:やっぱり最初は不安でしたが、自分を信じるしかありませんでした。任された銭湯が想定の範囲内とはいえ、不採算というのもイヤですし。
それに、修行した都湯で、地方都市の大津でうまく経営を軌道に乗せておられる姿や、すごく楽しく経営されているのを目の当たりにしたんです。特にお客さんと店との距離の近さには驚かされましたし、とても魅力的でした。そこで学んだ僕が、失敗するわけにはいかないじゃないですか。
銭湯を盛り上げるために、何か心がけたことはありましたか?
太田さん:まずは「暑いですね、寒いですね」となんでもいいから、お客さんには必ず声を掛けるようにしました。接客上、えこひいきに見えるような特別扱いはダメなので、僕は「みんな特別扱いにしよう!」と考えたんです。年齢、性別関係なく、誰にも等しく。
そうすると「家の風呂よりいいわ。明日もくるな」とか、「いつも行くところより、ここのサウナがいい」とか言ってくださって、また来て下さるんですよ。小学生が放課後に、宿題を持ってやってきたりもするようになりました。
最初はあまり考えずに声を掛けていましたが、今になって思うと、そういう部分がリピートに繋がったのかなと思います。
中野さん:当初、ネットで御所宝湯のレビューを見ていると、「建物がレトロでいい」とか、「セルフロウリュできるサウナが最高」とか、ハード面に関するコメントが多かったのですが、最近は「番台の方がすごく感じがよかった」とか、「店の人との話が楽しかった」とか、コミュニケーションに関するコメントがすごく増えているんですよね。
これは、オーちゃんのスピリットがスタッフの人にもちゃんと伝わっていて、御所宝湯のキャラクターになってきているような気がします。本当に見事にスタッフさんも一緒になって、御所宝湯の雰囲気を作っていると思いますよ。
想定以上のお客さんが来て下さったということは、それだけ地元で銭湯の復活を望んでおられた方が多かったのですね。
太田さん:御所は最後の町の銭湯が廃業してから数年間、中心市街地に銭湯のない町だったんですけれど、ギリギリ銭湯文化が残っていたんだと思います。
掛けて下さる声が「いつもありがとう」レベルではなく、「宝湯のお陰でやっと風呂に入れた」とか感謝されるレベルが桁違いなんです。
太田さん:聞くと、「一人暮らしの家の風呂で倒れたら誰も来てくれない」とか「風呂掃除が大変」とか、そういう理由で毎日風呂に入らなくなっていたお年寄りが多かったんです。そう言いながら、皆さん毎日通って下さるようになった方が本当に多くて。
最初はそんな実情に驚きましたが、本当にこの町に銭湯が必要だったんだな、地方都市にも銭湯を望んでいる人はたくさんいるんだなと、身をもって感じました。
まさに御所を温める拠点になっていますね。
銭湯でしか買えない皆様石鹸の広がり。秘密は「旅ふろカード」
御所宝湯でも販売されている「皆様石鹸」の歴史と復刻のきっかけを教えてもらえますか?
中野さん:皆様石鹸はもともと、うちの会社が清和油脂工業株式会社と名乗っていた1955(昭和30)年に、我が国最初のケース入り化粧石けんとして発売された商品なんです。20円と他社の製品より廉価なのに品質が良いと大ヒットし、1957(昭和32)年に社名も皆様石鹸株式会社になりました。
その後、時代の流れもあり製造が途絶えたのですが、2018年頃に「皆様石鹸復活プロジェクト」が社内で立ち上がりました。
中野さん:固形石けんは近年液体ソープに押されがちですが、これからも会社として固形石けんの事業を続けていきたい、という想いがあったこと。そして、そのためには自分たちが石けんのことを知り直す機会を作らないといけない、というのがスタートです。
まずは自分たちのルーツを知ろうと、1946(昭和21)年の創業当時のことや、皆様石鹸があったということを紐解いていきました。
壮大な話ですね。当時の製品や資料は残っていたのですか?
中野さん:製品も製造レシピなどの資料も残っていませんでした。復活プロジェクトが立ち上がる前のことですが、2017年頃、蔵の掃除をしていたら出てきたという、昭和30年代当時のものと思われる皆様石鹸の製品と外装箱をブログに上げている方がいて、連絡をとって譲ってもらったことがありました。
私も実物を見たことがなかった昔のパッケージや見事な刻印の入った石けんを目の当たりにして、自分たちの手で改めて形にしたいという気持ちが盛り上がり、復活プロジェクトが動き出しました。
現在、皆様石鹸はほぼお風呂屋さんでしか手に入らないというのがひとつの魅力になっていると思いますが、当初からそういう販売を想定されていたのですか?
中野さん:実は、どう売っていくか、広げていくかは、当初あまり考えていなかったんです。とりあえず「可能性を作り出す石けん」と位置づけて、箱の切れ込みに名刺を挟んで「石けんを作っています。商品はこれです」と渡し、そこで何が起こるか肌で感じて可能性を広げていこうという考えだったんです。
箱を開けてもらうと、箱の内側には会社のルーツや、皆様石鹸のこだわりが細かい字で書いてあるのですが、石けん1個を名刺代わりに渡せば、当社が伝えたいことはすべて書いてあるようにしてあります。
児童施設で手洗い教室を開いて修了証を切れ込みに挟んで渡したり、お店の記念日にメッセージカードを挟んで渡してもらうような利用法を提案したり、ゼロから色々試してみました。
皆様石鹸が銭湯に置かれるようになったきっかけは?
中野さん:皆様石鹸の復刻品が完成したのが2020年の10月で、ちょうどその頃、神戸市の「高丸温泉」さんに皆様石鹸の名前が入った風呂桶があるという情報をツイッター(現X)で知りました。
早速、高丸温泉に出向いて皆様石鹸や私たちの活動の話をすると快く桶を譲ってくださったのですが、女将さんが同時に「銭湯に詳しい人を紹介しますよ」と、書籍『旅先銭湯』シリーズなどの編著者である松本康治さんを紹介してくださったんです。
中野さん:松本さんは、「一般社団法人 島風呂隊」というグループを作って、淡路島北端の岩屋にある「扇湯」(※2)という銭湯の応援活動をされていました。
その扇湯さんが2021年4月にロビー式に改装し、さらに島風呂隊が扇湯の横で「ふろやのよこっちょ」という立ち飲みスペースをオープンさせるというので、「復刻したばかりの皆様石鹸をリニューアルオープン記念に提供しますよ」と申し出たんです。記念カードも併せてつくるので、来られたお客さんに挟んで渡しましょうと。
それ以降、扇湯さんでは継続して皆様石鹸を販売してもらうようになり、まだ他では販売していなかったので「世界でここだけでしか買えない皆様石鹸」という触れ込みで銭湯での販売が始まりました。
※2……扇湯とふろやのよこっちょは2024年9月現在休業中
皆様石鹸に付いている「旅ふろカード」も、そこから広がっていったのですね。
いえ、もう少しあとからですね。扇湯を含めた当初の数軒は旅ふろカードは付いていませんでした。
あるとき松本さんが「マンホールカードってご存じですか?」とおっしゃったんです。、そしてそこに行かなければ手に入らない銭湯のカードを作れば、皆様石鹸でも同じようなことが可能かもと提案してくださったんです。
そこで、私から通しナンバーを入れて集める楽しみや、こちらも続ける楽しみを付け加えませんかと提案を返して、旅ふろカードの企画が始動しはじめました。
3年足らずで90数軒にまで銭湯での取り扱いが広がっています。すごい勢いですね。
中野さん:取り扱い2軒目の群馬県桐生市にある「上の湯」さんは、インスタグラムで皆様石鹸のことを知り「うちでも扱わせてもらえませんか」と連絡を下さったのがきっかけです。
また、3軒目の東京にある「大星湯」さんは、常連さんが桐生の上の湯さんで皆様石鹸を見つけて、「これは大星湯のイメージにもぴったりだ」と大星湯さんに紹介されたことがきっかけです。こちらの意図せぬところでみなさんが広げてくださっているんです。
最初の頃は、島風呂隊のみなさんが親しい銭湯を中心に、情報発信力や魅力のある銭湯に積極的に働きかけてくださったのも大きかったですね。おかげさまで、北は北海道から、南は沖縄県まで取り扱いの銭湯の輪が広がりました。
この先の目標はありますか?
中野さん:当初は88湯までいけたらいいねと話していたのですが、すでに現実になりました。特にゴールは決めていないのですが、可能な限り続けていきたいですね。
風呂屋さんでしか手に入らないという部分に、お客さんが価値を見い出してくださったのも嬉しいです。中には使うのがもったいないといくつも保管している方や、車やタンスに置いて香りを楽しむ方もいると聞いています。パッケージのデザインが可愛らしくて空き箱を捨てれないという話を聞いたときには、うちの会社の昔の人は本当にいい宝物を残してくれたなと思いました。
太田さん:お客さんに「皆様石鹸は使ったことありますか?」と聞くことがあるのですが、以前は「デザインがいいね」と買って下さる方が圧倒的に多かったんです。でも最近は「ずっと使っています。今3個目です」とか、「無くなったから買いに来ました」とか、日常の中で使って下さっている方がすごく増えたと実感しています。
泡立ちや香りは本当にいいですし、生活日用品として溶け込んできていますね。僕自身も風呂上がりに、ふわっと皆様石鹸の香りが漂うと幸せを感じます。
これから100年先も大切な場所であるために
御所宝湯は、地域にとってどのような場所になっていると感じますか?
太田さん:今の御所宝湯は、平日は地元6割、車で1時間以上掛けてくる遠方の方が4割。週末にはそれが逆転する感じです。地元に根付いた銭湯は、一見さんが入りにくい雰囲気のこともありますが、御所宝湯はまったくそういうことがありません。地元の常連さんも、遠くから来る方を温かく見守って、仲良く共存してくださっています。
なにより嬉しいのは、地元で毎日通って下さる方が「うちの近所にいい銭湯があるねん。県外からも人が来るんやで」と自慢げに話したり、誇りに思って下さっているところですね。ここ1年ぐらいそういう話を耳にすることが多くて、本当に嬉しい限りです。
中野さん:オーちゃんやスタッフさんの努力のお陰だと思うのですが、御所宝湯が温浴業界の中でも注目される存在になっていて、全国の業界関係者の方が結構来られるんですよ。そういう方と繋がりを持てたり、僕にとっては公私ともにどんどん関係や繋がりを広げてくれる場になっていますね。
御所宝湯はここの持つ雰囲気も相まって、皆様石鹸のイメージアップにもすごい力を貸して貰っています。御所宝湯がこういう風になったら嬉しいなっていう、思い描いてた通りの場所になっています。まさに皆様石鹸のホームグラウンドですね。
中野さんは最近、銭湯のトークショーやイベントなどによく出演されていますね。
中野さん:御所宝湯に関わらせてもらったり、皆様石鹸の広がりと同時に、自分自身が銭湯にはまってしまいました。今では、週4~5日銭湯に行く生活をしています。
淡路島の扇湯の横にあった立ち飲みスペース「ふろやのよこっちょ」で1日チャレンジショップとして風呂掃除のあとに「皆様スタンド」を開いたり、「県境なき目地団」の一員としてボランティアで風呂屋さんの定休日に目地埋めに行ったり、銭湯との関わり方も変わってきました。
自分の中で、もっと風呂屋さんのことを知りたいとか、関わりたいっていう欲求が湧いてきたんです。あまり会社の商売に繋がるからとかは考えずに、最近では風呂屋さんや風呂屋さんが好きで好きでしょうがない方たちと、近い目線で話ができるようになってきたと感じています。
結果的に皆様石鹸で何かしようと思ったときに、風呂屋さんやファンの方を思い浮かべながら考えるようになってきていますね。
太田さんはこの先、御所宝湯をどういう風にしていきたいという目標はありますか?
太田さん:オープンの時から、「御所宝湯を100年先まで残す」という目標を持っています。
当然100年後に僕はいないんですけど、再現性のあるオペレーションを今のうちに確立させて、人は変わっても宝湯にいろんな人が行き来して、愛される銭湯として残っていくようにしたいというのが僕の目標です。
中野さん:皆様石鹸も100年後まで愛される存在でいないといけないですね。
<お知らせ>
2024年10月26日~11月26日に、御所宝湯復活2周年・皆様石鹸&旅ふろカードイベントを開催!
御所宝湯の復活した日と皆様石鹸の復刻した日は、同じ10月26日。周年でもある2024年10月26日から「いいふろ」の日11月26日まで、皆様石鹸企画のイベントを御所宝湯や繋がりのある銭湯で開催。今後、各SNSで情報公開予定。
Instagram
皆様石鹸公式アカウント:minasamasoap_phoenix
御所宝湯公式アカウント:gose.takarayu
X(旧Twitter)
皆様石鹸&旅ふろカードアカウント:@tabifurocard
御所宝湯アカウント:@gose5takara
☆御所宝湯
営業時間(平 日)14:00~22:00
(土日祝)11:00~22:00
定休日 第2・第4水曜日
公式サイト https://www.gosemachi.com/takarayu/